馬場たかひろ略歴
1979年5月10日生まれ
八王子生まれ在住。
かしわ幼稚園、市立第八小学校(大和田サッカークラブ)・第一中学校、私立明星高校、獨協大学外国語学部(ドイツ語学科)卒業。
ドイツでの難民救済NGO 団体活動、空調機メーカーのサラリーマンを経て平成23年 石森たかゆき後継者として市議会3期目当選。
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馬場たかひろ動画レポート
2015年4月8日
加住市民センターでの馬場たかひろ総決起大会から
2015年2月26日
平成27年第1回八王子市議会定例会:予算等審査特別委員会総括質疑から
馬場たかひろ後援会【YouTube】動画はこちらから
馬場貴大八王子市議会映像中継一覧
日本は戦後の焼け野原から驚異的な復興を遂げ、オリンピック、そして高度経済成長期と急速に発展を遂げてまいりました。それを下支えしてきた道路や下水道などのインフラ整備率の向上は、同時に我が国にとっての財産とも言うべき多くの技術者を生み出したわけでもあります。
朝起きて蛇口をひねれば当たり前のように水が出て、きょうこの議場にいらっしゃる方々も市役所に至るまで道路を使用して来られたかと存じます。私たちの日常の生活の中で使用しているこれらのインフラ、社会資本ストックは、当たり前のことを申し上げますが、いずれは寿命を迎えるわけであります。無論、老朽化した道路やトンネル、橋、そして下水道を壊れたまま放置してよいわけはございません。
いまだ記憶に新しい平成24年12月の山梨県の笹子トンネル天井板落下事故は、厚さ8センチ、重さ1.2トンが約130メートルにわたり崩落し、車両3台が下敷きとなり、うち2台が火災、死者9名、重軽傷者2名の事故となってしまいました。
私は、ここでいたずらに市民の不安をあおるつもりはございませんが、ただ今回の質問で問うていきたいことは、この低成長時代、そして人口も減少していく時代を迎え、いかにして長期的にこうしたインフラの点検、維持、補修、管理を効率よく実行していくのか、場当たりの対応ではなく、しっかりとマネジメントすべきと考え、進めていくものであります。
そこでまず、本市における現状を把握させていただきます。
今現在の我がまち八王子市において、道路、橋梁、下水道、トンネル、それぞれどのくらいの量があるのかお示しください。また、インフラは安全かつ継続的に利用できて当然のものだと市民の皆様は感じていると思いますが、点検などの維持管理の状況についてもお尋ねいたします。
続きまして、北部地域のまちづくりについてお伺いをいたします。
本市の北部に位置する加住地区は、中央自動車道、国道16号、新滝山街道などがあり、周辺には圏央道八王子西インターやあきる野インターといった広域的な交通の要衝として流通業務の拠点的な機能を有しております。また、中心市街地から北へ3キロメートルに位置しながらも、加住丘陵に広がる緑地や農地などの緑豊富な自然環境を背景に、北側に多摩川と秋川、中央に谷地川が流れている豊かな水環境にも恵まれている、まさに自然と都市機能とがバランスよくとれたまちとして発展を続けてまいりました。
本市の将来に向けた定住人口と、その地域に訪れる交流人口の増加に向けて、当該地区のポテンシャルを発揮させるため、まずは観光戦略について触れてまいります。
市では、加住地域の住民を中心とした町会自治会連合会、住民協議会、滝山城跡文化協会、滝山城跡群・自然と歴史を守る会、また八王子商工会議所、八王子観光協会などと行政が協働連携し合いながら、平成28年3月に産業振興マスタープランの北部地域の観光振興策を補填する滝山観光推進ビジョンを策定されました。
このビジョンには、先ほど申し上げた立地や交通アクセスの向上による市外からの観光客を誘致するポテンシャルが高まる機運到来に合わせた八王子の新たな観光振興策の一つであると非常に期待を持っているところでございます。
このビジョンを着実に推進していくためには、八王子市のみならず、地域住民及び観光産業の事業者などがそれぞれの役割を認識するとともに、各主体の協働のもと、本ビジョンに掲げる取り組みについて定期的にその結果を報告また連絡、点検等をしながらよりよい取り組みへとつなげていく必要がございます。
これまでの市の取り組みでは、平成27年3月には滝山観光駐車場を開設し、都内最大規模の植樹数を誇る滝山観桜林の開花シーズンには、1日最高で約250台ものマイカーが訪れる受け入れ環境の整備に取り組まれてまいりました。
さらに平成27年度には、国の交付金を活用した地方創生先行型事業において、スマホをのぞけば戦国時代をよみがえらせ、AR滝山城跡アプリを作成いたしました。滝山城跡には、現在も土塁や堀の遺構が地形として良好な形で残っておりますけれども、やぐらや塀などは残っておりません。そこで、このアプリを活用することでこれらの構造物と武士たちの動く姿が画面に映し出されて、自動的に音声ガイドも再生される仕組みとなっております。
また、滝山観桜林の損傷の見られる樹木の剪定作業、八王子産材の活用とPR事業をコラボレートさせた第四小学校での木育イベント、滝山城跡ボランティアガイドの養成及び甲冑ガイドツアーの着手など、その多くの事業が新聞や雑誌などで紹介をされ、今まで余り着目されていなかった滝山観光について、少しずつではございますけれども、光が差しかかってきたところだと率直に感じているところであります。
そこで、今後さらに滝山観光の魅力を発信していくためにも、市制100周年記念事業や都市緑化フェアを契機に、地域住民と観光産業団体等がともに協力し合ってまちの活性化に努めていただきたいというふうに願う中、加住地区を観光、農業、産業の魅力にあふれた都市環境のまちづくりに向けて、観光をテーマとした地域住民等の連帯感を高めて、観光交流人口の増加や地域の活性化によってみんなが笑顔に満ちあふれるようなきっかけの観光イベント事業に着手すべきと考えますが、これについて市はどのようにお考えになりますでしょうか。
また、車でお見えの観光客に対しましても、滝山街道の動線を生かし、滝山観光にさらなる彩りを加えてくれる、例えばあきる野市の観光スポットも点在しておるわけでございます。こうした近隣市との連携による周遊コースづくりについてはいかがお考えかお示しをください。